コロナとこどもたち
ドクターの部屋
コロナウイルスが日本に侵入してから概ね1年半が過ぎようとしています。
いつ終わるともしれないコロナウイルスとの戦いには誰もがストレスを感じ、疲れていると思います。昨年4月に入園や入学したこどもたちは、1年半の間、友達や先生とはマスク越しやPC画面越しでしかコミュニケーションをとれません。団体生活を始めコミュニケーションの技術をみがく大変重要なときに、多くの人々の顔の表情を見て感じとることができないこと、友達と自由にしゃべること、ふれあうことを禁止されていることは、今後のこどもたちの精神発達に何かしら大きな影響を与えているのではと危惧しています。もちろんコロナウイルスの感染拡大の防止は喫緊の課題であることは言うまでもありません。ただ大人の論理をこどもたちに無理に押しつけているのではないかといつも思っています。そんな思いの中おもちゃ使用やリハビリ訓練ごとにアルコール消毒をする職員に感謝している毎日です。
(9月14日 院長 服部 義)