足跡の先には…? あそびの部屋 2021.07.19 こんにちは。 私は三重県出身なのですが、コロナの影響で長い間帰省できていません。でも週末には地元の友人や家族とオンライン通話をしているので、頻繁に会えているような感覚になります。便利な時代に生まれて良かったなとつくづく思いますね。 さて、既に来院された方はもうご存じかもしれませんが、当クリニックの床の至る所に足跡やドングリがありますが、何のためのものかご存じでしょうか。 当クリニックは小児整形外科・リハビリテーション科のため、お子様に歩行を促す場面がとても多いです。でも「まっすぐ歩いて」と言われても意識しすぎて逆にぎこちなくなってしまったり、ただただ歩くだけではモチベーションが上がらなかったりすることも多々あります。「あのドングリのところを歩いてみよう」「ウサギの足跡を辿ってみよう」と伝えると自然に歩行する姿が見られます。またクマの足跡を辿って行くと診察室に到着するといった、不安な気持ちをできるだけ少なくするという効果もあります。 来院された際は床の色々な仕掛けにもぜひ注目してみて下さいね。 HPS 大森 (続きを読む…) 診察室のプチクイズ ナースの部屋 2021.07.15 診察の時に「診察台に横になって」と言われて、緊張しながら寝ていたことはありませんか? 当クリニックを受診したときには、怖がらずに診察室の天井を眺めてみてください。6匹の動物が隠れています。 「あれは何だろう?ラクダかなあ…??」 そんなことを考えているうちに診察は終わってしまうかもしれません(笑)。 【ヒントは2枚目の画像です】 診察を楽しみに来てくれるとうれしいです。 看護師 K (続きを読む…) ワッペンつけました リハビリの部屋 2021.06.28 こんにちは。6月も終わりを迎え、汗ばむ季節になってきました。これからもっと暑くなりますね。私は人の3倍くらい汗をかくので、夏は少し苦手です。 6月の半ばから、リハビリスタッフの名札がワッペンに変わっていたのはお気づきでしたか?名札を首から下げていると、リハビリ中の患者さんに当たってしまったりして外していたのですが、ワッペンに変えた今はとても快適にリハビリができています。 それぞれ好きな絵柄をじっくりと考えて選び、三人とも色も柄も違うものになりました。 私は、オレンジが好きだからという単純な思いでショベルカーを選びましたが、車が好きな患者さんがワッペンを見て喜んでくれたので、これにしてよかったなと思っています。 ぜひ、他のリハビリスタッフのワッペンも見てみてください。 PT 金子 (続きを読む…) あじさい作り あそびの部屋 2021.06.22 雨が降ったり、暑かったり、天候の変化が激しい日々が続きますね。 晴れた日に一気に洗濯物を干すご家庭も多いんじゃないでしょうか。 あそびエリアでは梅雨の時期に合わせ、あじさい作りを行いました。 期間中来院したお子様達にそれぞれ好きな模様のあじさいを作っていただき、みんなの作品を合わせると、大きい素敵なあじさいが完成しました。 自分の作ったあじさいが飾られているのをとても誇らしげに見ている様子が印象的でした。 こんなご時世で集団活動がなかなかできませんが、作品を通してみんなでひとつのものを完成させるって楽しいですね。 あそびエリアではどんな環境下でも、こどもの遊ぶ機会が失われないよう、感染対策に気を配りながら遊びを提供していきたいと思います。 HPS 大森 (続きを読む…) 乳児股関節脱臼 ドクターの部屋 2021.06.05 今回は私のライフワークでもある乳児(先天性)股関節脱臼について書きます。 乳児の異常股関節には、完全にはずれている脱臼、はずれつつある亜脱臼、はずれていませんが屋根の部分(臼蓋)が急峻な臼蓋形成不全があります。最近日本整形外科学会では、これら股関節脱臼・亜脱臼・臼蓋形成不全を合わせて、発育性股関節形成不全という難しい病名を使用しています。 2013年に日本小児整形外科学会は股関節脱臼の全国多施設調査を行いました。私は担当事務局として参加しましたが、全国で2年間に1295例の完全脱臼例が報告され、その約15%が1歳以後まで診断されていなかったという事実が判明しました。 1歳以後の発見では、入院治療が必要となり、治療期間は乳児期の診断と比べかなり長く、こどもと家族の負担はかなり大きくなります。また1歳以後ではせっかく脱臼を整復しても、臼蓋形成不全を残してしまい、将来的に痛みが出る股関節になってしまう心配もあります。股関節脱臼は早期診断・早期治療がとても大切です。乳児股関節脱臼の早期診断に被爆のない超音波検査は極めて有用です。 こどもの股関節が心配な方は、なるべく早期に超音波検査を受けていただくようおすすめいたします。 院長 服部 義 超音波検査を受ける「たけし」君 (続きを読む…)